224日の軌跡

今日で妊娠9ヶ月に入った。

どんどんとまるく大きくなっていくお腹と、力強くなる胎動。起き上がるのも寝転がるのも、よいしょの掛け声なしにはできなくなってきた。

でも、その不自由さなんて命の誕生を思えば小さなこと。尊いものでしかない。

もうそろそろ2,000gになる頃だろうか。目安とされている2,500gまであと少し……。

最初は小さな小さなふくろ(嚢胞)があっただけ。その2週間後には、15mmの2頭身の姿に心拍が確認できた。

しばらくするとお顔が見えた。なんと、小さな背骨ができてきた。あれ、指しゃぶりしてる…?!検診のたびに成長する姿に、どれだけ驚きと喜びをもらったかわからない。

初めての妊娠。これまでが普通とはかけ離れた人生だったから、順調に妊婦生活を送れるだけで、夢のようだった。

その一方で、いつなにが起こるかわからないと思いながら、常にいろんな想定もしていた。だから、検診で「順調だね」と言われるたびに、安堵の涙をこらえるので必死だった。

検診のたびに、確かめるように進んでいくような感覚。

生存率がグンと上がる1,000gを超えて、1,300g、1,600gと成長の平均値をしっかり辿ってくれている我が子に、親孝行すぎると感動する。

4Dエコーでは毎回お顔をしっかり見せてくれて、初めての胎動はわたしの誕生日。サービス精神も満点だ。

こうして振り返ると、あっという間に感じる。半年足らずでひとりの人間が育つことに、いまだに、人ごとのように感心してしまう。

予定日まで50日ほど。わたしの身体の状態を考えると、おそらく少し早く産まれることになるだろう。

命がけの大仕事は、いよいよだ。

ちゃっかり、夫には出産のご褒美をお願いしている。赤ちゃんの誕生石のついたゴールドのリング。結婚指輪と重ね付けできるようなデザインを選んだ。

そんな呑気なお願いごとをしておけば、ちゃんと未来が来るような気がして。きっと大丈夫だと思えるから。

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