心の中をほどく日々

去年、音楽に軸足を戻すと決めたときから
ずっと自分の心の中をほどく作業をしている。

発信の準備や曲作りをする中で
自分がどれだけ他人の気持ちに縛られていたか、に気づく日々。

好きではじめて選んだ道。
すべて自分で考えて決めてきたつもりだったけど、
心の中をほどいてみると、誰かの期待に応えようとしていたことに気づいて。

ここ数年はとくにその傾向が強くなっていた。

こうすれば喜んでもらえるだろう
こうすれば褒められるだろう
こうすればいい方向に進むだろう

大切にすることと、我慢や諦めは違う
わかっていたはずなのに、見失ってしまっていた。

大切だからこそ、正直に伝えなきゃいけなかったのに。

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そんなことに気づいてから
あらためて自分のやりたいことを考えた。

結局、
自分の言葉を自分の声で歌うこと
考えてきたことや思いを言葉で伝えること
それ以外に私がやりたいことなんて、なかった。

でも、「好きで仕方ないから叶えたい夢」だったのに
「夢を叶えるという目的」と「叶えるための手段」が
いつの間にか入れ替わってしまってた。

24歳でシンガーソングライターから職業作曲家になると決めてから、
機材をそろえてDTMを学んでみたけど、まったく歯が立たなくて。

技術は磨けばなんとかなるのかもしれないけど、とにかくアレンジのセンスがなかった。そもそもアレンジに活かせるような音楽の聴き方をしてきてないし…というか、本能的に自分にはその技術は必要ないと思っていたのかもしれない。

夢を叶えるには、音楽を仕事にするには、
あれもこれも自分でやらなくちゃいけないと思い込んでいたから
できない自分はダメなんだと落ち込んで。ひたすら負のループ。永遠に開店休業状態。

たしかにアレンジも楽器もできたほうがいい。
でも全部できなきゃいけないってこともない。

それよりも、本当に自分がやりたいこと
自分だからできることを突き詰めるほうが大切だと気づいた。
それすらもできていないのに、次々に手を出しても仕方ない。
それに、できる人に助けてもらう方法だってある。

そもそも夢を叶えることと、音楽を仕事にすることがごちゃまぜになっていた。
たしかに自分の歌をたくさんの人に聞いてもらいたいと思っていた。

でも、それはあくまでも結果。
目的じゃない。

ああ、もう全部おかしなことになっていたんだ。

そう気づいてから、仕事になるかどうかはどうでもよくなった。
というか、そんなことを考えて書いた曲なんて、誰にも届かないだろう。
そもそも、職業作曲家を目指すと決めたときから、曲が書けなくなった。

それは自分に才能がないからだと思っていたけど、
もっと根本的なところが間違ってた。

それに気づけただけで、勝手に背負っていた肩の荷が軽くなった気がした。

そんな風に自分自身と向き合うなかで気づいたことや
日常で感じたことを曲や記事にしたい

それが読んでくれる人に届けば、もうそれだけでいいんだ。

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