こころと文章のラグ

昔から日記を書くのが好きで、曲を作るようになってからはこころのうちは歌詞にしていた。でも、ある時期から、自分が書く言葉とこころにラグがあるように感じていた。

こんな表現を使ったらどう思われるだろう
この言葉はふさわしくないんだろうか

そんなことを考えては、それらしく書くようになってしまっていた。

“これは私の言葉じゃない“
そう思いながらも解決策を見いだせず、書くことから遠ざかっていった。

 

ラグが生まれた理由は、3つあると思う。

まずは、職業作曲家を目指し始めたこと
誰にどんな風に歌ってもらう曲なのか。そこに私の思い(言葉)は必要ない。そう考え始めるとなにも言葉がでてこなくて、コンセプトありきの言葉は私には書けなかった。

そして、ライターとして正しく適切な文章を求められるようになったことも理由のひとつ。
文章を書くことが仕事になったこと、想像していたよりもお金をもらえるようになったこと。そこにやりがいを覚えたことで、伝えたい思いが二の次になっていったのも影響している気がする。

それに、コンテンツとして読みやすい文章の型を知ってしまったことも大きい。
仕事をする上での正解を知ったことで、がんじがらめになって自由に書けなくなっていった。

今だってそう。
構成を先に考えて、キャッチーな見出しを立てて……なんて思ってしまった。

 

たしかにどれも読んでもらうために必要なこと。
だけど、今の私には、このラグを取っ払って自分の文章を取り戻すことが先決だ。

本当に必要なことを後回しにしたら、結果的に大きなツケがまわってくるんだと、この10年で思い知ったから、もう繰り返したくない。

 

それに、このブログが誰の役に立つのか。
誰が読みたいのか、なんてわからない。

こんなことを書くのは、文章を書く人として失格なのかもしれない。

それでも今は自分の中からあふれる思いを止めないように。
心と文字がちゃんと同期するように。

今はそれだけを考えたい。

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