取り戻した愛おしさ

先日、「育児を楽しめなかった理由」を書いた日は、初めて2日連続で託児を利用した朝だった。

年始から週に2日、9時から17時まで預けるようになったけれど、8時間も家族以外の社会の中で過ごすのは息子にも負担があるだろうと、数日空けて預けるようにしていたから、私と息子にとって初めての経験。

それに、産後初の2日連続ひとり時間になった。

 

この2日間は、ゆっくりと自分と向き合い、食事をして、少し眠った。

そうしているうちに、張り詰めていた心が和らぎ、産後の入院中のことを思い出した

手術室で聞いた産声、初めて見た小さな姿、何度も新生児室に楽しみに会いにいっていたこと、小さな体に大きなおむつをしていたこと、いつもよく眠っていたこと。可愛くてかわいくて仕方なかったこと。

愛おしいと全身で思えていた気持ちが、疲れきった心をハッとさせた。

そして、2日目のお迎えのときには、私の心は晴れ晴れとしていた

「自分が義務と感じていたのは大したことじゃなかったこと」「息子は自分とは別の人格で、他人のように尊重すべきこと」これに気づいたことで、素直に息子との時間を楽しめていた自分を取り戻せるような気がした。

 

お迎えに行くと、息子は「あ、ママだ」と言いたげな顔でこっちを見ていた。

ふくふくとして、かわいい息子。ずっしりとしたからだを抱き上げると、嬉しそうにはしゃいだ。

なんてかわいいの……!

今までのモヤモヤは幻だったのか、全身でで愛おしく感じた。産後のように、息子を愛おしく思っていた自分に戻っていた。

やっと、やっと戻ってきた……。

憑き物が落ちたように、肩の力が抜けて笑えている自分に、心からホッとした。

 

なんであんなにイライラしていたのか、気づいたら別人になっていた。それほどに疲れていたのか、気づいたことが大きかったのか。

なんにしても、産後で一番嬉しい変化だった。

そこから数日経った今も、地響きのように現れるイライラには出会っていない。息子にも笑顔が増えたような気がしている。

また、顔を出すかもしれない「自分の中の別人」に不安はある。

でも、今はただ息子との幸せな時間を素直に楽しみたい。

 

育児を楽しめなかった理由

 

250223
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